アライグマって本当に食べ物を洗ってるの? アライグマの生態について

前回、釣り人にとても懐いているアライグマについて紹介しました。

今回は、そんなアライグマの生態についてご紹介します。

アライグマの特徴

分類 ネコ目アライグマ科アライグマ属
分布 アメリカ、カナダ南部、メキシコ等
生息地 水辺近くの森林に生息するが、幅広い環境に適応可
体長 42 - 60 cm
尾長 20 - 40 cm
体重 4 - 10kg

アライグマは「あらいぐまラスカル」で一時期ブームとなり、可愛らしい見た目からペットとして飼われるようになりました。

しかし、2005年以降には雑食性からの農作物被害生態系の破壊、他には狂暴性が問題視され、外来生物法によって「特定外来生物」として駆除対象にされています。

人間の都合によって駆除されてしまっている、可哀そうな動物です。

そんなアライグマですが、二本足で立つ、水かきはないけど泳ぐ、木登りができるなど、非常に器用な動きをとることができます。 器用な手先で獲物をつかむことが可能です。

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猫の餌を盗むアライグマ

なかなか手癖の悪いアライグマです(笑)

アライグマは人間の食べ物も好物なようで、盗んでしまうことが多々あるようです。 実際に、捕獲する際はスナック菓子や揚げパンなどを誘引餌として用いることが多いです。

 

 

本当に「アライ」グマなの?

視力が低いアライグマは、水辺で獲物を捕らえる時にとる仕草から「洗っている」ように見えるため、アライグマと名付けられています。

また、英名のraccoon(ラクーン)はインディアン語のAh-ra-koon-em手でこするもの)が語源となっています。

 

では、本当にアライグマは洗っているんでしょうか?

 

実は餌を洗うといった特性は飼育下の個体、それも空腹ではない時にとる行動で、野生のアライグマはそのような行動は全くしないことが発覚しています。

よくよく考えると、いつ他の動物に襲われるかわからない状況下でのんびり食べ物を洗う意味がないですよね。

では、なぜああいう動作をするのか、というと実ははっきりとした理由は現在の研究では解明できていません。

遊びなのか、はたまた実は単にキレイ好きだったりするのか・・・。 真相はナゾのままです。

もはや別人?!アルビノのアライグマ

アルビノとは、先天的にメラニン色素が薄くなり、毛色が白くなっている動物です。 アルビノは目の血管が透けて見え、瞳孔が赤い動物が多いのですが、アライグマは少量のメラニンが残っているため、青色となっています。

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アルビノのアライグマ

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白い生き物ってどうしてこう神秘的に見えるんでしょうかね・・・。 非常に美しいです。

アライグマの画像集

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