ヒアリの特徴・見分け方・症状・対策方法について!

殺人アリと言われるヒアリが現在大きな問題となっています。

発見されている数は少ないとはいえ、我が家にも現れたらどうしよう・・・。

ということで、今回はヒアリの見分け方、刺された時の処置方法について紹介します。

ヒアリ一時間に80個の卵を産むという、驚異的な繁殖能力があります。

初期段階で根絶できるかが、ヒアリの定住を決するでしょう。

ヒアリの天敵は意外にも・・・

 

ヒアリの天敵は日本のアリたちです。

というのも、従来住んでいたアリたちはよそ者を嫌い、外来種ヒアリを排除しようとします。

ヒアリたちは日本のアリには敵わず、逃げざるを得ません。

このように、日本のアリたちはヒアリの拡散を防止している役割も担っています。

ですので、むやみやたらに彼らを駆除する、ということはヒアリの手助けをしているようなものです。

ヒアリと、在来種の違いをしっかり見分けられようになるのが、ヒアリ拡散防止に繋がると言えるでしょう。

 

 

【9月23日追記】 日本のアリたちはヒアリを積極的に排除するというよりは、巣付近にいるヒアリを排除するといった感じで、天敵とは言えるようなものではないようです。 ですが、巣を取らせないといった意味ではヒアリの定着化を防ぐ効果はあるので、やはりむやみにアリを駆除するというのは良くないでしょう。

 

 

 

ヒアリの見た目・見分け方

 

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ヒアリ

見てわかるように、赤みがかかった体が特徴です。 ですが、腹部は黒くなっていますね。

 

以下は、似ているとされているアリたちです。

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ケアリ

触覚足などは赤みがかかっていますが、体が黒くなっているので見分けやすいです。
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シリアゲアリ

色は似ていますが、ヒアリと比べると体は大きく、腹部は黒くありません。
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アカカミアリ(羽根つき)

こちらも、体が大きく、腹部はシリアゲアリよりも赤みがかかっています。

 

ここで、ヒアリの見た目の特徴をまとめます。

  • 体が赤いが、腹部は黒くなっている。
  • 赤いアリと比べると、ヒアリは体が細く、腹部が黒い

・・・ですが、実際に目の当たりにすると違いは分かりづらいと思います。

とりあえずは、外来種である赤いアリを見たら近づかないようにしましょう!

 

特徴的な巣

 

普段私たちが見るアリの巣というのは、小さな穴があるだけの巣ですよね。

ですが、ヒアリはかなり違います。

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ヒアリの巣

なんと、この盛り上がっているところはヒアリのアリ塚だそうです。

これは日本の在来種は作らないので、一つの目安となります。

この巣の中には数十万匹のアリが生息していると言われています。 想像してみるとおぞましい光景です・・・。

 

ヒアリヒアリの巣かな?と思ったときは・・・

 

ヒアリらしきものを見つけたとしても、即座に見分けるのは専門家でも難しいとされています。

見つけた時は、地元の自治体や、地方環境事務所へ連絡、または写真を持って相談しに行くといいでしょう。

または、Twitterで「ヒアリ警察」というアカウントが最近注目を集めています。

 

このアカウントは、ヒアリに関する質問や、リプライで送られたアリの写真の判別を行っています(時々アリじゃないのもありますが・・・笑)。

 

駆除の方法としては、熱湯をかける、殺虫剤を使うなど普通のアリと何ら変わりはありません。

ただし、つかんだりするのは噛まれる危険性があるので、絶対にやめましょう

 

刺された時の症状・処置方法

アメリカだと、ヒアリに刺される人は年間で1400万人、そのうち100人ほどが死亡していると推定されています(誤差アリ)。

刺されると、激痛が走り赤く腫れあがります。非常に攻撃的なヒアリは同じところを何度も刺すため、複数の腫れができます。

腫れに対しては、虫刺されの薬などで十分対応可能です。

 

ヒアリの最も恐ろしいところは、アナフィラキシーショックを起こすところです。 ハチに2回刺されると危ない、というのと同じです。

アナフィラキシーショックの症状として、せき、動悸、じんましんなどから時間が経過するにつれて患部の化膿、最終的には意識低下、呼吸困難などが現れます。

もし、アリに刺されて少しでも体調がおかしいと感じたら、病院での診察を強くおすすめします

 

ただ、ヒアリによって死亡するケースは少ないようなので、刺されたとしても落ち着いて行動しましょう。