皆さんは異なる種同士で子供を作るという、異種交配についてご存知ですか?俗にいう「キメラ」のような感じですね!
いろんな組み合わせで試された異種交配ですが、今回はパート1として5種類紹介します!
1.ライオン(♂)+トラ(♀)=ライガー
世界最大のネコ科、ライガー
まずはコチラ、父親のライオンと母親のトラから生まれる「ライガー」!
ライオンのような顔と、トラのようなしま模様を併せ持つ動物です。
最大の特徴は、何といってもその大きさ!両親であるライオンやトラを余裕で上回り、世界最大のネコ科としてギネスにも登録されています!
ライガーのルーツや特徴は、こちらの記事でより詳しくまとめています!
→ライオンとトラの間に子供?!その名はライガー&ライライガー!
2.ライガー+ライオン=ライライガー
そのライガーとライオンの子供が「ライライガー」!ちょっとネーミングが安直すぎるような・・・。
面白いことに、ライライガーの身体の模様はしま模様でも無地でもなくまだら模様。ライオンにもトラにも似ていないですね?!
どちらかと言えばヒョウやジャガーっぽいです!
実はライオンの子供は身体がまだら模様で、大人に成長するにつれて消えていきます。
ライオンにはまだら模様の遺伝子を持っていて、ライライガーにはそれが発現したのです。
ですが、ライオンのように大人になっても消えず、まだら模様が残っているというわけなんですね!
→ライライガーについての詳しい記事はコチラ(ライガーの記事と同じ)
3.トラ(♂)+ライオン(♀)=タイゴン
同じライオンとトラの組み合わせですが親の性別が異なると、全く別の種が生まれるのです。
ライガーが世界最大のネコ科に対して、タイゴンはなんと親であるライオンやトラよりも一回り小さいのです。
画像ではしま模様ですが、時にはライライガーのようなまだら模様が表れる時もあるそうです。
このように異種交配種というのは、性別が違うだけでもかなり違いが出てくる不思議な現象が起こるのですね。
4.サーバル+カラカル=カラバル
サーバルキャットとカラカルの組み合わせで生まれるのがカラバル。
サーバルとカラカルの特徴をバランスよく引き継いでいる、まさにハイブリッド動物といった感じでしょうか?
異種交配種自体珍しいですが、その中でもカラバルは特に希少な動物です。
BigCatRescueという施設で保護されていたのですが、2017年に心臓の病気で死んでしまいました。
カラバルを飼育・保護していた施設が今のところBigCatRescueしか見つからず、もしかしたらカラバルは絶滅してしまったかも・・・と予想されています。
5.ベンガル+イエネコ=トイガー
「飼えるトラ」ことトイガー。
トイガーとは、ベンガルのブリーダーが、「リビングで飼えるトラ」を目指して作ったイエネコの品種です。
トラの血は一切混ざってませんが、いかにもちっちゃくしたトラって感じです!
名前の由来は、Toy(トイ、おもちゃ)+Tiger(タイガー、トラ)でToyger(トイガー)、まさにおもちゃのようなトラということですね!
特徴はもちろんトラのようなしま模様!
現在もトイガーの研究は続いており、最終的には毛色や模様がトラと完全に一致するのを目標としてるとか!
約10年後の2030年ごろには完全にトラ模様となり、真のトイガーとして完成する見込みのようです。楽しみですね!
まとめ
異種交配種の紹介パート1でした。いかがでしたか?
聞いたこともない動物がほとんどだったと思います。
近いうちに、パート2も書く予定なのでお楽しみに!