黄金の毛を持つトラ、その名もゴールデンタビータイガー。
その姿はとても優雅で、見る者を魅了します。
オレンジ色の毛はまるで光り輝いてるかのような鮮やかな黄色になり、 黒い縞だった模様は明るい茶色になっています。
普通のトラと比べると高貴な印象を受けますね!
ゴールデンタビータイガーは飼育下の個体は全世界でも30頭しかおらず、野生での数は不明ですが、かなり少ないものと思われます。
今回は世にも珍しい虎、ゴールデンタビータイガーについて紹介します!
ゴールデンタビータイガーとは
ゴールデンタビタイガーはトラの一種であるベンガルトラが突然変異してできた動物です。
突然変異と言っても、ベンガルトラと異なるのは毛色とその感触、ベンガルトラより毛が若干太くて柔らかいぐらいだそうです。
初めて記録として残されているのは1900年代、インドで発見されています。 1900年代というのが曖昧過ぎるところですが、裏を返せばそれほど存在が不確定なものだった、と言えるのではないでしょうか。
また、1983年にはフロリダ州の動物園で、2頭のベンガルトラから初めて飼育下でゴールデンタビータイガーが生まれました。
2017年現在、動物園等で飼育されているゴールデンタビータイガーは世界でも30頭程度しかいないそうです。
なんでそんなに珍しいの?
非常に数が少ない、観測されていないゴールデンタビータイガーですが、個体数が少ないのは乱獲による原因ではありません(トラ自体は乱獲で絶滅危惧種)。
ではなぜこんなにも数が少ないかというと、優性・劣性遺伝子が関係してきます。
普通は、優性遺伝子である普通のトラの毛色が劣性遺伝子よりも強いので、ほとんどのトラは見慣れたオレンジ色の毛です。
ですが、極まれに劣性遺伝子が勝ち、ゴールデンタビータイガーが生まれるのです。
ベンガルトラからゴールデンタビータイガーが生まれる確率は非常に低く、ゴールデンタビータイガー同士でも生まれる確率は5割を下るそうです。
加えて、ゴールデンタビータイガーの模様は普通のベンガルトラの模様と比べて、目立ちやすいです。金ピカですからね。
そのため、狩りをする際に獲物にバレやすくなり、食事をする機会が減ってします。 最終的には餓死してしまい、繁殖できずに個体数を増やせないのかなー、と思っています。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
ゴールデンタビータイガーに会える動物園は?
実は、飼育されている30頭の中に、日本に住んでいる子もいます。
の2か所です。
どちらも東北なのでなかなか行けない人も多いと思いますが、機会があったら世にも珍しいゴールデンタビータイガーを見に行ってはいかがでしょうか?
まとめ
とても優雅な動物、ゴールデンタビータイガーでした。
もっと日本の動物園にも来てほしいですね!
ですが、個体数が少ないうえに繁殖も難しいので、簡単ではない話かなー、って感じですね。
世界でもトップクラスの美しさなので、もっと数が多かったら、間違いなく動物園の人気者になっていたんじゃないかなー、と思っています。増えないかなー・・・。
ちなみに、金色の虎以外にも青い虎(?!)が世の中には存在するとか・・・?