世の中にはいろんなUMA(未確認動物)の存在がまことしやかに噂されています。
その中でもひと際美しく存在、マルタタイガーという虎がいます。
なんとその虎は毛の色が青だとか・・・。
今回は幻の虎、マルタタイガーについて紹介します!
マルタタイガーとは
マルタタイガーでは冒頭でも説明したように、哺乳類では珍しく青い毛並みを持つ虎です。
もし実在してたらこんな感じ?
一応、wikipediaによると虎の一種である、アモイトラの変種とされているようです。
中国に生息する虎はアムールトラとアモイトラ。最初の発見が福州市郊外で、アモイトラが生息する地域なのでその変種だ、と考えられますね。
ですが、アモイトラは生息していない韓国でもマルタタイガー発見したという報告があるので、アムールトラの変種という説もあります。
アモイトラは昔、中国に広く生息していましたが、現在では約100頭近くしか生息していないそうです。
数少ないアモイトラの変種となると、マルタタイガーの数はもっと少ないということですね・・・。いたとしても1、2頭中国でひっそりと生きてるぐらいでしょうか?
アモイトラ
最初に発見したのはイギリスの宣教師
もっとも最初に発見され、記録に残っているのは1910年9月、中国の福州市の郊外でのことです。
宣教師であるハリー・コールドウェルさんが中国に滞在している時、青い何かを見つけたので、よく観察してみると虎だったということです。
「その動物は極めて美しく、その縦縞の模様は普通の黄色い虎とよく似ている」と、彼が執筆した本、Blue Tigerにも記されています。
他にも朝鮮戦争時に、米兵が韓国の山岳地帯にて青い虎を見つけたという報告があります。詳細な報告は全くないので、見間違いの可能性が高そうです。
記録に残っている報告はこの二つしかなく、写真、標本等は一切ないそうです。
予想:昔はいたけど・・・
先ほども書いたように、マルタタイガーが絶滅危惧種のアモイトラの変種だとしたら、もうこの地球上には存在しない、もしくは一匹いるぐらいではないかと思います。
こんだけ青いと茂みでも目立ちそう
虎の変種といえば、黄金の毛を持つゴールデンタビータイガー(こっちは今も存在)。こちらは約2500頭存在するベンガルトラの変種です。
世界でも30頭程度しか存在しない種です。全体の1.2%が変種。アモイトラも同じだとしたら、100匹しかいないのでマルタタイガーは1匹いるかいないか程度です。
アモイトラが中国に広く存在していた昔なら、マルタタイガーももっといたのかもしれませんね。
まとめ
そもそも哺乳類に青い毛色を持つ種類はないとか、どうして1910年以前には報告例が全くなかったのかとかいろいろ疑問に思うところはあります。
が、まだ見ぬ神秘的なUMAに思いをはせるのもいいんじゃないでしょうか。
青いバラみたいに遺伝子操作で幻が現実になる日がいつか来るかもしれません。多分。