みなさん、マーゲイというネコ科の動物はご存知でしょうか?
人気アニメ、「けものフレンズ」で知ったという人も多いと思います。
つい最近、TBSの「トコトン掘り下げ隊!生き物にサンキュー!!」で取り上げられていましたね。
今回は、そのマーゲイについて、もうちょっとだけ深く掘り下げてみようと思います!
マーゲイはネコ科オセロット属に分類される小型動物で、主にメキシコから南アメリカにかけて分布しています。
木登りが非常に得意で、樹上での生活が主となっているそうです。
その能力と、オセロットによく似た風貌から、ツリーオセロットと呼ばれてるみたいですね。
オセロットはワシントン条約で取引が禁止されているため、代わりにマーゲイが毛皮目当てに乱獲されているという悲しい背景も持っています。
オセロットとマーゲイに違いは、後ろ脚の長さとしっぽの長さ。マーゲイの方が長いです。
おそらく、後ろ脚としっぽの長さは樹上生活の支えとなっているのでしょう。
上がオセロットで、下がマーゲイです。
うーん・・・。違いを知った上で見ても、正直分かりませんね。気持ちマーゲイが童顔っぽい、って感じですかね?
外見はオセロットと似ていても、マーゲイには特筆すべき能力があります。
さっきも書きましたが、それは木登りです!
長い脚やしっぽ、柔軟な関節を用いてジャングルの木々を自由自在に行き来できます。
更に驚くことに、足首の関節は180度回転が可能で、後ろ脚でぶら下がりつつ、前足で食べ物を獲る、といった芸当も可能です。
後ろ脚のみでぶら下がって獲物を捕らえているマーゲイ。す、すごい・・・。
これができるのは、マーゲイのほかにウンピョウ(雲豹)というネコ科しかできないらしいです。
樹上生活をするマーゲイならではの能力ですね!
野生生物保護協会(WCS)が、2005年にマーゲイがサル(フタイロタマリン)の赤ちゃんの鳴きまねをした、という報告があります。
観察員によると、"サルの赤ちゃんのまねをすることで、大人のサルたちが集まってきたが、マーゲイが攻撃をする前にバレて逃げられてしまった。まねは決して上手とは言えない。"とのことでした。
それ以降にマーゲイがまねをした、狩りに成功したという報告は挙げられていません。
母猿を引き付けた、となるとマーゲイはサルの鳴き声を理解し、声を似せることができる、ということになります。
鳴きまねができる動物というのは一部の鳥類やヒト、クジラ、イルカと限られていますので、もしこれが事実だったら大発見になるんではないでしょうか?
実際に鳴きまねをした動画を探してみましたが、見つかりません・・・。
もし見つけた方がいらっしゃったらコメントに残していただけると嬉しいです。
残念ながら、2017年現在日本でマーゲイを飼育している動物園はないようです・・・。
ですので、海外に行く必要があります。機会があったら行ってみてはどうでしょうか?
が主な動物園となります。
変わった特徴を持つマーゲイ、非常にかわいいですね!
「けものフレンズ」を見返すと、マーゲイの特徴を非常によく描写していることが分かります。
早く二期が見たいですね・・・。
記事を読んでいただき、ありがとうございました!