世界にはいろんな髪の色がありますよね。
黒、茶髪、金髪や、時には赤髪の人など・・・。
私たち日本人を含め、アジア系の人たちは金髪に憧れて染髪する人が多いです。
ところで、どうして私たち日本人の髪の色は黒が多いのでしょうか?
もしも地毛が金髪だったらな~なんて思ってる人も多いハズ。
実は、これにはちゃんとした理由があるんです!
黒髪は日傘の代わり
髪の色とメラニン色素
そもそも、髪の毛の色はメラニンと呼ばれる色素の量で決まります。
肌の色にも関係してくるメラニンは、多いと黒く、少ないと白く(薄く)なります。
このメラニンは紫外線を防ぐ効果を持っています。
紫外線を浴びれば浴びるほど、防御反応として、メラニンが発生します。
シミや日焼けの原理と一緒ですね!本当に肌を日光で焼いているわけではないのです笑
※紫外線の影響には、主に皮膚がんや免疫機能低下があります。
日本人と海外
つまり、日本人の髪の毛は黒が多いのは紫外線を防ぐために進化した結果なのです。
浴びる日光の量が多ければ多いほど髪は黒くなります。
そう考えると、日本より南に位置する南アメリカやアフリカは髪はもちろん肌も黒い人が多いのも納得できます。
彼らが住む地域では日光の量が多いので、メラニンを増やさないと紫外線の影響を受けてしまうのですね。
逆に北の方に目をやると、ロシアやスウェーデンとかは白い肌に金髪のイメージがあります。
日光量が少ないので、メラニンを増やす必要がないんですね。
海外でも金髪はレア?!
多くの人が「外国には金髪の人がたくさんいるんだろうな~」と思っているでしょう。
かくいう僕もそうでしたが、どうやら外国でも金髪の人はレアになっているそうです。
最初は金髪だったけど・・・
幼児や子供のころは金髪だった人も、10代に達する頃には茶髪か、時には黒髪に変色する人がほとんどのようです。
多分、これも紫外線の影響で次第にメラニンが増えていっているのだと思います。
また、金髪の人は肌も紫外線に弱いので、そばかすの人が多いそうです。
金髪は子供に受け継がれにくい
金髪の遺伝子は茶髪・黒髪の遺伝子と比べて劣性です。
優性・劣性遺伝子は中学や高校の時にちょこっとやりましたね(僕はあんまり覚えてないですが・・・)。
つまり、金髪の人と茶髪・黒髪の人との間に生まれる子供はほぼ茶髪・黒髪になってしまいます。
このように、金髪の人は徐々に減りつつあって今では全体の1~2%程度しか地毛が金髪の人はいないようです。
世界的に見ても、金髪の人はレアだったんですね・・・。
まとめ
日本人の髪が黒い理由、それに関連して少なくなりつつある金髪の人についても紹介しました。
私たち日本人は金髪に憧れている人が多いですが、逆に海外の人たちは日本人の黒髪に憧れている人が多いようです。
隣の芝は青く見えるといった感じでしょうか?