以前、トラとライオンの子供、ライガーについて紹介しました。
実は、同じトラとライオンの子供でも、2種類に分けられるそうです!
このライガーとタイゴン、親が同じでもかなり違った特徴を持ちます。
タイゴンとは?!
トラとライオンの交配種、タイゴン。
タイゴンとは、オスのトラとメスのライオンから生まれた交配種です。
Tiger + Lion で Tigon ですね!
野生でトラとライオンが交わることはなく、サーカスや動物園などで、人工的に作られた種ですね。
ライガーはオスのライオンと、メスのトラから生まれた交配種なので、親の性別が逆になっただけです。
なんにせよ、最強とも呼べるライオンとトラの組み合わせ、なんだかワクワクしてきますね!
タイゴンの特徴
特徴的なのが、やはりトラ特有のしま模様。
トラのような、しま模様が特徴。
ですが、タイゴンの模様は必ずしもしま模様になるというわけではなく、ライオンの子供のような斑紋模様が浮かんでくることもあるそうです。
そして、どことなく顔つきはライオンに似ていますね。
平均的な体重は180㎏、体長は1.5m~2.0m程度。
ライオンの体重・体長が200kg、1.7m~2.5m程度なので、ライオンよりも一回り小さいですね。
ちなみに、トラはライオンよりも大きいネコ科で、つまりタイゴンは親のどちらよりも小さいということですね。
毛色はライオンの黄褐色より明るく、トラの黄色よりも少し暗めです。
トラはネコ科の中では珍しく水を好む動物なのですが、子孫のタイゴンも同様に水を好み、よく水遊びをするそうです。
面白いことに、タイゴンの唸り声はトラのように、そして鳴き声はライオンのように鳴くそうです。
顔はライオン、首周りはトラに似ている。
そして、ライオンの子供なので、オスのタイゴンにはたてがみがある・・・と思いきや、たてがみと言えるようなものはなく、どちらかというとトラのような感じです。
しま模様やたてがみの大きさから言うと、トラの特徴を多く受け継いでいるようですね!
ライガーとの違い
同じライオンとトラの交配種であるタイゴンとライガーですが、この2匹の間には不思議なことに異なる特徴を持っています。
1.大きさの違い
タイゴンの体重・体長は、先ほど書いたように180kg、1.5m~2.0mと、親となるライオンやトラよりも小さいです。
対してライガーは300kg、3.5mを超える大きさ!ライガーは世界最大のネコ科としても有名です。
ライオン。タイゴンはこれより一回り小さい
世界最大のネコ「ライガー」
4足で立っていてもわかる、この大きさ。さすがは世界最大のネコ科ですね1
この2匹の間には大きく体格の差が生まれていますね。
2.模様の違い
ライガーもタイゴンも、トラの特徴であるしま模様は引き継いでいます。
タイゴンはしま模様に加えて、ライオンの斑紋模様が表れるときがありますが、ライガーは表れることはありません。
そして、ライガーよりタイゴンの模様の方が濃いです。やはり、タイゴンの方がよりトラの特徴を受け継いでいるのでしょうか。
タイタイゴン、ライタイゴン?!
実際に交配は成功しており、タイゴンとトラの子供は「タイタイゴン」、そしてタイゴンとライオンの子供は「ライタイゴン」と命名されています。
・・・ネーミングが安直過ぎません?
ちなみにライガーとライオンの子供は、「ライライガー」。さらに交配を続けると命名が大変なことになりそうです。
ちなみに、面白いことにインドで生まれたライタイゴンは、最終的に体重360kg、体長3.5mにも育ったそうですよ!
これはタイゴンの体格はゆうに超えて、世界最大のネコ科、ライガーにも迫る大きさです。
一体、この体格の差は何が原因で起こっているのでしょうか?この謎についてはまだ研究段階で、解明されていません。非常に不思議ですね~。
まとめ
トラとライオンの子孫、タイゴンについて紹介しました。
いかがでしたか?
同じ組み合わせであるはずのライガーとは、いくつか違った特徴がありましたね。この違いは一体なぜできるんでしょうか?謎ですね・・・。
軽くライガーについても触れましたが、こちらの記事により詳しく書いているので、興味を持った方はぜひ読んでみてください!